技術ニュース

2021/9/1精密板金加工にはどんな工程がある?

コストや精度を決める設計工程

精密板金における最初の工程が設計です。最終製品に必要な精度などを盛り込み、加工者にその意図がしっかりと伝わるような設計が理想です。

設計次第で、その後の加工のしやすさや、かかるコストなどが大きく変わってきますから、設計は精密加工のなかでももっとも大切な工程のひとつと言えます。

一般的に設計には、正面・平面・側面の三面図で構成された大三角法が用いられますから、曲げ加工がある場合は、平らな金属板から目的の形をつくるための展開図が必要になります。



平板材から素材を切り出すブランク加工

まずは板状の金属から目的の形状を切り出すブランク加工を施します。ブランク加工には、いくつかの種類があり、ハサミと同じ原理で上刃と下刃の二枚の刃の間に板材(板金材料)をセットし切断するシャーリングカット、レーザービームにより板材を加熱・溶融・蒸発・除去してカットするレーザー加工、タレットパンチプレスというプレス機械によって行う打ち抜き加工などがあります。

次はいよいよ曲げ加工となりますが、その前工程として、切断面の突起などを除去するバリ取りと呼ばれる加工や、ネジ頭を板金と同じ面以下に沈めるための皿モミ加工やネジ穴に立ち上がりをつくるバーリング加工などを行います。

そして、いよいよ板金加工・精密板金においては最も重要な加工工程のひとつである曲げ加工に移りますが、曲げ加工の基本的な原理はプレスです。プレスブレーキなどのベンディングマシンを使い、適切な角度に折り曲げ成形していきます。

金属板の材質・板厚、組立形状(接合形状)などにあわせて適切な溶接方法(突合せ溶接、隅肉溶接、点付け溶接、スポット溶接など)により溶接を行います。加工者の技量が問われる作業ともいえるでしょう。

発生した凹凸部分を、サンダー、グラインダー、精密やすり、サンドペーパーなど、適切な研磨機や仕上げ工具によって溶接面をならして平らにし、溶接時に発生した溶接焦げ跡を除去して仕上げます。

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